腰物目利口伝書 第3帖

さてわたしの翻訳もいよいよ怪しさが佳境を迎えています。
というか、はなから怪しかったといわれてしまえばそのそしりを免れません。
しかし、そんな批判にはめげず、自分の勉強のためにも翻訳を続けます。
日本刀のことが十分にわかっていないので、何のことを言っているのか理解できない。
「ぞかんようなり
刀の疵をしる事
一 わかき物の第1にうぶ刃という事
あり。これは刃のあしさきに黒色に
からなどのごとくなる物、上にうきて
あり。次第に古くなるほど落るものなり。
又、地色しらけしる無くがごとき刃には
しるあり。青み勝るうきやかにしろく
はせず又刃えも、よごれたるように
うるみたる所も有り。又さややかなるところ
もありて刃さかひににほひなく、さわ
だちて、見ゆるもの也。さりながら上手の
打ちたるほど、その心少なし。されども
少しなりともかたちあるべきものなり
一はうし物の事。第1、ひはだということ
あり。是は地の色よりも白きはだ 」
はうし物というのは「ほうじ物」かもしれません。
刀の再焼きのことを焙じ物と言ったりするようです。どちらにせよ、翻訳も含めて今後の勉強課題とさせてください。

