松井和幸先生の『鉄の日本史』を読んでいます。
2022年発行なので新しい本です。

これがおもしろい!
東野圭吾も面白いし、伊坂幸太郎も面白いけれど、全く違った面白さがあります。
読みだしたら止まりません。
先生は、広島県三原市小丸遺跡を発掘されたご本人らしいです。
広島にたたらのお話をしに行った折、サービスエリアでこの遺跡を見ました。
弥生時代の製鉄遺跡の可能性があるとの説明文に「えっ!」と声を出して驚いた記憶があります。
私は学者ではないので、持論とかはなく、ただ単純に面白いと思って読んでいます。

製鉄発生が弥生時代だという説と古墳時代だという説があるのは知っていましたが、この本を読んで改めてその詳細を知りました。

ほかにも、自分が定説だと思っていたことが、あちこちで覆される面白さ。
自分は世間知らずなんだなって改めて思い知らされました。
残念ながら、伯耆のたたらについてはあまり触れておられず、どういった感想をお持ちなのかなって気になりました。
あちこちに未調査のたたら跡はあるようですが、奥日野のたたらについては、地元の我々が素人のできる範囲で、こつこつと調べてゆこうと思いました。