前回、角田先生の新刊が発売されたことを書きました。
皆さんお買い求めになったでしょうか。
日南町の書店でも30冊を超えるほど売れているそうです。

で、伯耆国たたら顕彰会も、日ごろお世話になっている角田先生のことですので、応援しようということになりました。
シンポチラシ/ラフ

9月17日に日南町総合文化センターで講演会を開きます。
パネラーに、元鳥取県教育委員会文化財課、現在は米子市教育委員会に居られる中原斉氏
奥出雲町教育委員会の高尾昭浩氏をお迎えして
たたらの歴史遺産を使った地域の活性化をどう展開するかについてみんなで知恵を絞ってみます。

中原氏は、伯耆国たたら顕彰会が発足した時、大変なお力添えをいただきましたので、きっといい話が聞けると思います。
奥出雲町教育委員会は、このジャンルでのトップランナーです。

さらに、翌18日には都合山を見学して、実際の現場を見ながら今後について考えてゆこうと思います。
都合山は、地元の皆さんが整備され、県の指定文化財まで持ってこられました。
今年はさらに日野町が、公園整備をされます。
角田先生はまだまだ調査を続けておられ、昨年は、鉄穴流し場や選鉱場もいくつか発見されました。
都合山は、砂鉄採取場から炭焼き場、製鉄工場、鍛冶による製品化工場、職人の村まである、壮大かつ完結型のたたら場であったことがわかってきました。
鉄穴流し場もまだ調査途中であり、選鉱場もまだまだありそうです。
今後、都合山では何が見つかるかまだ予断を許しません。

これからの可能性をいろいろ考えながら、みんなで語り合い、好き勝手に夢を咲かせる場にしたいと思っています。

もちろん、角田先生、顕彰会スタッフも参加し全力でガイドするつもりでございます。
椀型鍛冶滓が川に落ちていたり、選鉱場が向こう岸に見えていたり、砂鉄粉砕のための滝が走りになっていたり、道路の形がいびつだなって思っていたらそこには橋の橋脚が埋まっていたり、いろいろ見どころはあります。
アッと驚く遺跡もあると思いますので、皆さんご参加ください。