下原重仲という人がいました。
たたらを操業した人で、江戸時代に『鉄山必要記事』という書物を書いたことで有名です。
この書物は、たたらの運営一切を詳細に書き留めたもので、大変貴重な書物です。
その写本が東京大学や、筑波大学、最近では九州大学でも発見されたと聞きます。
この本を分析することによって、江戸時代の日本では、どういった方法で製鉄が行われていたのかがわかります。
そのほかに、たたら場での人事や処遇、懲罰、各種届出の仕方、小屋の立て方から砂鉄や粘土の見分け方など、おおよそ思いつく限りのことが記載されています。
野原博士は「今の時代で言うと、ノーベル賞モノではないでしょうか」と評価しておられます。

この下原重仲が亡くなってから、今年でちょうど200年。

下原重仲の地元でも、もう一度彼の業績を評価してみようではないかとの動きがあります。

s表恭敬フォーラム2-4最終のコピー


sura 恭敬フォーラム2-4最終のコピー
午前中に下原重仲の生誕地やたたら場などを視察します。(献花代200円)
午後にはフォーラムを開催します。
場所は鳥取県江府町役場2階。
参加費は無料ですが、お申し込みが必要です。
江府町教育委員会 電話 0859-75-2223
または、上記ファックス, e-mail、または のろし、たいこ、大声、お手紙、何でも構いません。ツアーは20人。フォーラムは70人限定になっています。
まだ余裕がございますので、ぜひご参加ください。