新型コロナウイルスで、イベントはできなくなり、活動の自粛が続いています。そんな中、伯耆のたたら関連イベントはゆっくりと動き始めています。
どこまで話せるのか、まだ未定の部分は多いです。

9月25~10月11日まで、日南町美術館で『古伯耆物の系譜』という展示会が企画されています。
大神山神社の 銘安綱
春日大社の 無銘古伯耆
美濃守藤原朝臣寿格
などの伯耆刀の展示会です。
私の聞いたところでは、刀剣が10振りと印賀鋼、刀剣制作工具などの関連品が展示されるようです。

伯耆国たたら顕彰会が開いた第1回フォーラムに野原健一先生をお招きして講演していただきました。その後もたたらサミットなどの重要な場面ではおいでいただいていたのですが、野原先生から書籍の寄贈を受けました。
その数、約300冊。
これを、いま類別整理しています。
コロナ騒動のため、みんなで集まって整理しにくい状況ではありますが、できるだけ早い時期に公表したいと思っています。できれば『野原文庫』のような形にして。

米子で、たたらの実演をする計画がまとまりつつあります。日野町でもたたらを実演できそうな感じであります。
昔の人は、こうして鉄を作っていたのだよという、理論と雰囲気を知っていただきたいと思います。鉄づくりはモノづくりの原点ですから。

日野町では歴史遺物の保存と活用を検討する委員会が開催されることになりました。日野町には都合山や近藤家住宅などのたたら関連遺物がありますから、その利活用と保存についても話し合われることになると思います。

こうして地道に静かに事は動いています。