シルクロード鉄物語
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昨日に続いて季節君は本を読んでいます。
タイトルはシルクロード鉄物語
(隣にある本が昨日の、鉄千年のいのち)
シルクロードを旅する著者が製鉄の痕跡をつづった本です。
著者の窪田氏は日本鉄鋼連盟にお勤めであったそうで、製鉄に関する知識も半端なものではありません。
私も読んでいてほとんどわかりませんでした。
イヤー正直なところです。
☆?☆ (☆_◎) ☆!☆?☆チンプンカンプン
中国での遺跡は紀元前5世紀あたりのは見つかっているようですが、それ以前のものははっきりしないのかな?
朝鮮半島でも意外と古く、紀元前の遺跡もあるようです。
しかし、遺跡が見つかっていないからと言って製鉄がされていなかったとは言い切れないし、難しいところですね。
そこで、昨年のたたら研究会でも発表があったように、角田先生は朝鮮半島を調査されたようですが、
はっきりと日本のたたらの原型といえるものはまだ見つかっていないようです。
この本では、中国では粘土の箱型炉とかはあるし、石炭以前は当たり前のように半炭化状態の大炭も使われていたように書かれています。
鉄鉱石の鉱脈と製鉄遺跡の相関関係もよく調査された本だなって思いました。
しかし、日本のたたらにつながるような資料は見つけることができませんでした。
やはり、製鉄の歴史とかはずいぶんとマニアックな世界だなって思いました。