鉄、千年のいのち
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季節君は本を読んでいます
鉄、千年のいのち
著者 白鷹幸伯
タイトルが面白そうだと思ったのです。
著者は土佐鍛冶です。
親が鍛冶屋だったことから、仕事を継ぎます。
しかしすごいのが、鉄に対する洞察力。
古代工具ヤリガンナの制作を頼まれたり、薬師寺修復のための古代釘の制作を頼まれたりします。
そんな話の中で私にも勉強になることがありました。
たとえば、洋鉄にはなぜ不純物が多いのか。
理由の一つが、合理的に鉄を生産するためにコークスを使ったこと。
コークスには硫黄が多く含まれるが、硫黄は鉄をもろくする
鉄の脆さを隠すためにマンガンを使う。
鉄の中に硫化マンガンができ、錆びやすくなる
ほかにも鍛造について、その仕組みや焼き減りについてなど。
☆?☆ (☆_◎) ☆!☆?☆チンプンカンプン
鍛冶屋さんでもこんなにも詳しい人がいるんだなってびっくりしました。
まあ、私は金属学の勉強をしてるわけではないのですが、何にでも首を突っ込みたがるたちでして。
(#^^#)