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根雨楽舎が工事のためこのところ数年、夏休み講座をしていませんでした。


この講座は、ちょっとアカデミックなところが特徴です。


な~んてね。、横文字を使っていばってみました。


今年の講座は、遺跡調査最新事情。


この春にわれわれは遺跡調査報告書を文化庁から出しました。


その掲載された遺跡数はざっと300か所。


今年に入ってからも100か所くらい調査が進んでいます。


損最新事情を説明する回となりました。


内容が難しそうなので参加人数も少なく、質問や突っ込みも入れながらの講演となりました。


 


たとえば、古都家のたたら場。


古都家といえば、1250年ころに京都北面の武士団の一員、古都文次郎が阿太上げにてたたらを開始したと言い伝えがあります。


今回報告のたたら場には、古都家の鉄山墓があるのですが、1694年から先の年代です。つまり、古都家は450年以上もたたらを操業し続けたことが確認されました。


 


ほかには阿毘縁大原での遺跡発見のニュース。小字に山伏塚とか、安綱屋敷とかの文字があります。男根の石碑が発見されています。道祖神とでも言えばいいのでしょうか。かなり古い者のようですが期限がはっきりしないようです。


俣野では山中に尼子氏創建の山寺跡が確認され、多くの石垣も確認されています。これは何を意味するのか理解に苦しんでいます。


 


そのほかにも、家の基礎に小舟がむき出しの場所とか、思わぬ発見が報告されました。