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日南町で講演会が開かれました。


近藤家9代目御当主と日南町に向かうと冷たい雨が降ってきて寒の戻りを感じさせます。


今回の講演のテーマは『日南町の製鉄遺跡』


講演者は鳥取県埋蔵文化財センターの坂本先生


今回の御講演は聞き逃すわけにはまいりません。


なにせ日南町の製鉄遺跡調査は我が顕彰会も力を注いでいます。


講演に先立ち講師の先生と名刺交換をさせていただき出土品を見させていただきます。



鉄滓の数々が目を引きます。


先生に鉄滓の見分け方をお聞きしますと、椀型鍛冶滓のことや流動滓のこと、炉内に残る鉄滓の見分け方などを丁寧に教えてくださいました。


何人かの知り合いの方にご挨拶をしていると時間がまいりました。


そして講演開始。


古代の製鉄方法から、大山周辺で見つかった平安時代の遺跡、日南町での室町の遺跡、さらには砺波の発掘現場などを写真入りで丁寧に説明してくださいました。


私の知らないことも多く教えていただき、きちんと系統だったお話しに感激でございます。


日南町は公的機関の主催でたたらの講演がよく開催されるのでうらやましく思います。


また地元での関心も高く、今回の講演でも資料が足りなくなったり、椅子の数が足りなくなったりと予想以上の人の入りであったようです。