朝狩山再調査の巻
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今日季節君は、インディーF氏と山に上がった。
朝狩山鉄山の意見が食い違うので、白黒はっきりつけようと思ったのだ。
国道からの進入路、2.5Kmほどあるのだが、先日来の大雨によって道の土砂が流され、もはや道とは呼べない状態だった。
この荒れ放題の山中を乗用車で走るには無理がある。
大金持ちの御曹司でもある季節君は、うちの車庫の隅に置いていた自家用のチーフテン戦車で来ればよかったかなと思ったりした。
まあ、自家用ヘリでもいいけれどね。
道の左端は断崖絶壁となっている。
インディーの向こう見ずな運転に季節君はちょっとびびってしまった。
そして、なんとか無事に朝狩山に到着。
入口わきでいきなり大きなカナクソ群を発見。道から2メートルの範囲に帯状に堆積している。炉壁の赤く焼けた塊も多くある。
その東側には大きな穴があいていて、その底にもカナクソが無数に堆積している。おそらく操業初期の金池だ。
一度穴に入るとカナクソが崩れてなかなか這いだせない。
蟻地獄のようでちょっと焦ったぢゃないか!
o(≧~≦)o うぐぐ
その先は平地が続き、低い石垣の連続の上に金屋子神社の跡。
大きな石段が作られていた。
このあたりが最初の本床位置だろう
さらに上流側には100メートル近い石垣が3段あり、あちこちにカナクソが散乱している。
西の斜面には大きなカナクソ。
東に行くに従って粉砕された小さなカナクソになる。鍛冶滓か?
道路わきは削られて粘土の地層が露出している。
その上流側にもうひとつの金屋子の祠がある。
まだまだ、カナクソが散乱していて上流にたたら場があることを物語っている。
こうしてみるとここに少なくとも2か所の本床はありそうだ。
作業道がつけられ、カナクソはあちこちに散乱している。
石垣が多いから明治初めに造成しなおした可能性もある。
この現状からかつての鉄山がどのように構成されていたか。。
やはり思案してしまう。
我こそはと思う方は、この謎ときに挑戦してもらいたい。
ちなみに参考写真を掲載しようと、パソコンにカメラを接続したら、メモリーカードが入っていなかった。
(ノ_・。)
だから申し訳ないが謎ときをする人は、怖い思いをして車を傷だらけにしながら進入するか、もしくは戦車で行ってほしい。
まあヘリで行くという手もあるし、途中から壊れた道を200メートル程歩くという手もないではない。