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岐阜県垂井町から町会議員さん合計10名の視察がありました。


財政的にも豊かとはいえない小さい町、鳥取県日野町が町民自身の力で町づくりをしようとしている。このことに興味をもたれたようです。


日野町で町づくりをしている団体は数多いのですが、一番暇そうなたたら顕彰会と、連携していただいている歴史民俗資料館にお呼びが掛かりました。


日野町役場の会議室で町長さん、議長さんのお隣に座らせていただき活動状況の説明をします。多くの議員さんに見つめられているという、普段とは違ったシチュエーションと真剣なまなざしにたじたじでした。


それでも持ち時間で何とか説明を終え、そのあと歴史民族資料館の事務局長さんの説明がありました。


実際に出雲街道根雨宿を歩いていただきましょうと外へ出るとちらほらと雨模様です。


白髪で男前の議員さんが私のところにおいでになり、なんだなんだと思っていると『小説TATARA』 が欲しいのだけれど、とおっしゃいます。


さっそく手配しましたが、なんと日野町長さんが自費でプレゼントされたようでした。


これを読んで岐阜でも伯耆のたたらのことを知っていただけたらうれしいです。


 


根雨の町のあちこちの古民家を見ていただき、出店近藤の修復風景も見ていただき、高殿模型の修復風景も見ていただきました。


 


岐阜でも製鉄遺跡は存在し、山からの吹き降ろしの風を使って鉄鉱石で鉄を作ったと言う伝承があるそうです。な!なんとそれは古代の野だたらではないですか。


その遺跡はどうなっていますか?とお聞きしたところ調査はされていないのだそうです。


やはり、製鉄遺跡というのは魅力がないのか、時代が新しいからなのか、あまり大切にされていないようですね。


これから日本中の製鉄遺跡をもっと大事にしていただけるように、その大切さを訴えてゆかないといけませんねぇ。