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鳥取県中部に由良台場というところがあります。江戸時代末期に鳥取藩が海防のために砲台を作ったところです。


しかし、鳥取藩が作ったとは名ばかり、すべての出費は地元が行っております。


中部には武信という鋳物師にして豪商がおり、武信家は大量の大砲を作ったそうですが代金は支払われず、倒産してしまったそうです。


日野町の近藤家に武信謙治という人がいました。近藤家の技師長として鉄の成分分析などを手がけ、クロームの耐熱煉瓦を作った際にはクローム鉱山の支配人をしています。また、安来に錬鉄工場を作った際にも技術者として出向いています。


このかたは近藤家の実弟らしいので、ひょっとしたら近藤家から中部の武信家に養子に入ったのではないでしょうか。だとすれば近藤家の鉄は武信家にも輸送された可能性が高く、大砲の材料にもなったかもしれません。


考え始めると居ても立ってもいられなくなり、季節君は由良に行くことになりました。


由良と言ったら、いまソフトバンクのCMで取り上げている鳥取のハワイのすぐそばです。


名探偵コナンの青山剛昌ふるさと館に車を置いてお台場公園を走り抜けます。ずいぶん広い公園であります。サッカーグランドを駆け抜け、テニスコートを駆け抜け、、、走ります。。普段運動不足の季節君は、ひーひー 


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もうそろそろ足が上がらなくなったところで大きな大砲が見えました。


ここですね。


りっぱに大砲が複製され説明書きもちゃんとあります。



うーーん。これだけの鉄を使って大砲を作ったとしたら当時は大変なことだったでしょう。


ちなみに角炉を使ったとあります。詳しく調べてみないとわかりませんが、おそらく材料の鉄はたたらで作った銑鉄であり、それを角炉で溶かして鋳造したのでしょうね。


江戸時代末期に ぶっぱなしても★ 壊れない大砲を作ることができたのは国内でもほんの数箇所しかなかったそうです。ここで作られた大砲が全国に行ったのだそうで、そういった技術が鳥取にはあったのですね。


うーーん素晴らしいぞって思いながら帰ってきましたが、後で調べたらその大砲のもっと先まで歩いてゆくと本当の砲台場の史跡が保存されて国の指定なのだそうです。台場公園の広さは半端ではありません!


しまった。 (>_<)あちゃ~!!


もう一度行かなければならないかもしれないと思う季節君でありました。