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今日は、たたらの学校 根雨楽舎の前の水路でTVの撮影がありました
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芋車といって、小さな水車のようなものにサトイモを入れて、水力でまわすとサトイモがこの水車の中でごろごろと回りながら、あ、いやーんって感じで皮がはがれてゆくのです。そして見た目にもきれいな白肌のお芋になるのでした。
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最近ではまり見かけなくなりましたがこれが珍しいと言うので取材となったわけです。

さらに、水舟と言うのもあります。湧き水を貯水槽にためて水道の代わりに使うのです。
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きっと江戸時代にはあちこちにこういうものがあったのでしょうね。いまでも、この水舟は機能していて、夏にはビールを冷やしたりするのに最適です。夏祭りの夜には根雨の町で踊りがおこなわれます。地元の自治会や職場のひとが浴衣姿で練り歩き志向を凝らした踊りをします。季節君も例年参加するのですが、この水舟までやって来ると知り合いの人がいてバケツに入ってよく冷えたビールを出してくれたりします。昔ずいぶんお世話になったかたなのですが今でもお世話になりっぱなしです。そしてうぐうぐとビールを飲み干し、片手がコップでふさがって踊れなくなってしまった季節君は単なる酔いタンボーと呼ばれる羽目になります。こんなとき、私はゆっくり 生きてるな~ってしみじみ感じます。こんな根雨の町の人情味のあふれたところ、時間がゆっくり流れるところが私は大好きです。