今朝の新聞を見て季節君は驚いちゃいましたね。

なんと、春日大社で古伯耆(鳥取県西部で平安期に作られたもの)の刀剣が発見されたそうではないですか。

ネット上でもあちこちでニュースになっています。
古伯耆と言えばすぐに安綱!と言いたいところですが、それをぐっとこらえて、真実のみを伝えようとしているところがこのニュースの偉いところ。
反りや鎬が入った草創期のものとみられ、82.4センチ。現存する古伯耆の中でもこれだけ長いものは珍しい、と書かれています。

童子切が80.3センチ

重要文化財の北野天満宮 銘安綱(鬼切と伝わる) は二尺七寸九分二毛(85センチ)
太刀は俗に二尺八寸と呼ばれますので、85センチが常寸でしょうか。

すると今回の太刀は驚くほど長いわけでもなさそうです。

ただし、江戸末期には接近戦を考え、茎を切って短くするものが多かったそうです。すると今回の太刀はまったく手付かずの姿(生ぶ)だというのでそれも貴重ですね。
腰ぞりが強く切っ先に向かって直線になっているのも、古伯耆の特徴をよく表していると言います。
とすれば、ほぼ大原鍛冶の作でしょう。(わしが勝手に鑑定するな)
<(_ _)>

惜しくは、銘がないこと。真守とか貞綱とか安家とかいろんな人の可能性もあります。
どなたの作なんでしょう。また、どこでどうやって春日大社に奉納されたのでしょう。

髭切は伊勢神宮に一度奉納されていますし、膝丸は熊野大社に奉納されています。鬼切は北野大社、そして大神山神社にも銘安綱。
春日大社には遠くて行けませんが、大神山神社の銘安綱は7~8月展示があるそうですので、見に行こうと思います。この展示会にはほかにも有名な刀剣が展示されるのですが、内容はまだ公開できません。
それまでに、季節君も刀剣の見方を勉強しておかなくては……。

(その後の調査で、刃紋などから、春日大社の太刀は安綱の可能性が高いそうです)