春日大社に行きました。 その3
展示会場の国宝殿に入ると、真っ先に目に入ってきたのは大山開山1300年の記念刀。
これは鳥取県で行われたフォーラムや展示会で何度も見たことがあるような気がするぞって思い、多くの人が見とれている横をすり抜けて廊下の角を曲がります。
すると目に飛び込んできたのは、孫悟空が使ったという(わしはその現場を見たことはないが)芭蕉扇の親分のようなもの。
なんでも鼉太鼓(だだいこ)といって、春日大社では由緒正しき太鼓らしいのです。
その前にあるのは、ごぞんじ刀剣乱舞のキャラクターたち。
今回はこの会場で髭切、石切丸、膝丸の三振り(国宝や重要文化財に指定されている本物)が展示されています。
若い女の子たちがここぞとばかりに記念写真を撮る中ですが、わたしたち中年探偵団は、刀剣乱舞といったゲームをするはずもなく門外漢であります。したがってここをすり抜けるように奥へと通り過ぎました。
奥にあったのは、立派な鉄塊!
われらが「おお!」と驚く中、若い子たちは感心なさそうにスルーしていましたっけ。
ケラと書かれた20Kgくらいの塊は気泡を多く抱き込んで茶色に変色した塊。
ハガネほどきれいではなく、炉底塊よりは不純物を抱き込んでいない、いわゆるケラです。
そして地鉄と書かれているのは、鉄敷とか鉄床とか呼ばれる物のようです。
これらは、鋼が手に入らなくなったとき、宮入刀匠が伯耆を尋ねられ、日南町で残っていた鉄をお持ち帰りになったもののようです。日南町民が苦労して集め、寄贈したと聞いています。腕のいい刀匠は鉄敷を鍛え直して炭素分を上げ(これを卸すという)刀にしたというのを物の本で読んだことがあります。噂で聞いていたのですが実物を見たのはこれが初めて。
その横にあったのは印賀鋼。100年を超えて銀ぴかに輝く塊はいかにも錆の来ない綺麗な刀になりそうでした。わざわざ今回のために鳥取県から運ばれたというゲスト出演。遠方からご苦労様です。
ここで一階ホールは突き当り、いよいよ刀剣展示の二階へと向かうことになります。
階段の上の方には行列ができて二階右のホールに向かって渋滞中。ざわざわと中国語なんかが聞こえています。
じゃ、我々は空いている二階の左ホールに先に行きましょう。
これが大正解!いきなりとんでもないものが目に入ってくるのでありました。
(ここで一度引っ張って、次回へと続く)










