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2019年03月

ただいま、たたら通信の本年度分を執筆中です。

フォーラムの記事を書いているのですが、今年のフォーラムはとても面白い講演でした。

たたらの資料がいろいろ紹介されるのに、その中身が今一つよくわからない。
なぜなら、古文書は独特の崩し字や、ルールがあって読めないのです。
そこで、季節君は一念発起し、古文書の勉強会に参加することにしました。
そして、一年。
今年の池本先生の資料を見て、驚きました。
読めるのです。
もっとも、崩し字から、活字に書き直してあるので読めるのですが、それでも進歩です。
これから、崩し字を直接読み下せるようにもっと頑張ろうと思いました。

伯耆国たたら顕彰会の会員になって下されば(年会費1000円以上)イベント案内や、たたら通信を無料配布いたします。
どうかよろしくお願いします。

中海テレビのコムコムスタジオですでに拝見になった方もあると思います。

また、新聞でも報道がありましたが、日南町に、たたらの情報をお伝えする看板が設置されました。
ひとつめは深迫での、鉄穴流し現場の写真看板。今は田圃になっていて、平和な光景ですが、一昔前(多分大正期)には、まったくの砂山になっていたのです。
現地に行った方はわかると思いますが、というか、現地に行った方もわからなかったと思います。
あまりに景色が変わっていて、それと指摘されなければわかりません。山を鉄穴流しで掘削し、平地にする。そして開墾して農地へ。
使用前、使用後の景色の変化をはっきりと現場で見ることができるようになりました。

もう一か所か、阿毘縁の大原山。ごぞんじ安綱発祥の地との伝承のあるところです。
ここに安綱伝承地の看板が出来ました。
大原鍛冶がいた可能性は高いと思っています。
ここも地元の人でないとわからない場所。
鍛冶屋敷の地名が残り、昔からの石柱がぽつんと立っていました。
鍛冶滓も発見されています。
安綱は、山伏として諸国を修行して技術を身につけたと言われ、近くに山伏塚が残っています。
天叢雲剣が出たとされる船通山のすぐそばです。鋼の生産地であり、備前長船にも近い。かな。
上石見や大宮、上菅など刀鍛冶たちの伝承が集積する場所で、その各場所には大原の地名が残っています。
謎の多い大原安綱ですが、鳥取県西部にはこうした刀鍛冶伝説が多く残ります。

都合山たたらにベンチを作ろう!


昨年実施しようとしていたイベントですが、大雨で橋が流され、道が流され、スケジュールが流され……という大変な事態になりました。
そしてもう一度仕切り直しでございます。
皆さんご参加ください。
ベンチ作りイベント


開催日/3月23日(土)  雨天の場合は翌24日(日)
集合場所と時間/日野町上菅「小さな蔵美術館」
   
スケジュール
朝8時30分 上菅「小さな蔵美術館」前に集合
  都合山までウォーキング(約30分)
9時頃から作業開始~計10基の材料の運搬、
  組み立て、設置~11時30分頃まで
10基の内3基は、帰り道途中、街道に設置します。
12時過ぎから軽~く打ち上げ(参加費/300円)
14時頃終了~解散

(参加要領)
※山行きの服装で、できれば長靴着用、軍手持参でお願いします。
※その他の準備品などは不要、手ぶらでお越しください。
※打ち上げでアルコールをご所望の方は、電車をご利用いただくか、
 お仲間のクルマに相乗りでお越しください。

参加申込・問合せ/Tel/0859-72-1350  (奥日野ガイド倶楽部・佐々木)
またはメールですぎはらまで。  sugihara@chiikimirai.jp

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