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2018年10月

米子でのたたらイベントからの興奮がまだ冷めやらぬ今日この頃ですが、我々はじっとしていないのであります。

まるで子供です。(笑)


次は11月4日(日) 日野町役場で平成のふいご祭りをやらかします。

9時から金持青年会による獅子舞
そして、たたら操業。
日本でここだけかもしれませんが、砂鉄投入をお客様にしていただき、鉄にします。
そして、できる鉄の重さ当てイベント。
高価な久古焼き(陶磁器)、めずらしい宮光の記念品、そう高価でもないが案外においしいたたらせんべいなどが当たります。

10時から鍛冶工房によるオリジナル作品作り、参加料500円で切り出しやペーパーナイフなどが自作できます。米子ではわりと人気がありました。

10:30から講演会~各方面の専門家がお話になります。
近藤家住宅の説明
根雨の建築物について
根雨のたたら遺跡について

14:00オプショナルツアー
根雨の町ブラ~奥日野ガイドクラブ

山村開発センターでは たたらのパネルや遺物の展示

飲食コーナーでは
ジャブ汁の大盤振る舞い
優裁の海藻米の炊きたてご飯
セルプひの
大夢多夢
たたらそば←ミシュランにも載ったけれど当日は飛び入り参加の予定

盛りだくさんの予定です。
入場無料、駐車場は近くの鳥取県日野振興センター駐車場が開放になります。
みなさんおいでください。





日本の鉄文化、たたらの歴史フォーラム その2

お昼休憩になり外に出てみると、宮光のじいじはペーパーナイフを作っています。
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ガンガンと大きな音が響いて人目を引いていました。やはりイベントの集客は音、光、美味そうな匂い、かわゆい女の子ですもんね(笑)

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 沢山の人を掻き分けながら、たたら場に移動して見ます。

多くの人が集まって、たたらは丁度ノロを出しているところでした。

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一番絵になるところなので、カメラマンがたくさん来ていました。

 

楽屋では弁当が届いていて、出演者のみなさんと懇談しながら食事。

午後の一発目は井沢元彦氏の講演です。

そして米子真武館の居合披露。

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真剣がひゅんひゅんと音を立てる様は迫力があります。

大神山神社でも披露されたそうで、中田さんの居合は神がかってきたという噂もちらほら。

 

そしていよいよ高橋秀樹さんの講演。

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お客さんの心をとらえる話術が素晴らしく、70分があっという間の講演でした。

途中、リクエストにこたえて太刀回りに付いてのエピソードも披露され拍手喝さいです。

高橋さんの刀剣に関する知識も相当な物ですが、この日の聞き役の全日本刀匠会の及川さんのお話も素晴らしかった。

ちょっととぼけた雰囲気で聞き役に徹しておられましたが、要所の刀剣に関する指摘は、その知識の深さの片鱗を見せていました。またこの方のお話をじっくりと聞いてみたいなって思っちゃいましたね。

 

高橋さんの講演の後、急いで広場に出ると、たたら操業ではケラ(鉄)が出来ていて今年は5.89Kgだったそうです。15Kgの砂鉄を使ったので良い数字だと思います。

 

そして高殿の解体。夕暮れる中、無事に終わったフォーラムにほっと胸をなでおろします。

こうして米子でもたたらの爪痕を残すとこが出来ました。


日本の鉄文化、たたらの歴史フォーラム

さて、いよいよフォーラムの当日となりました。

楽屋には、各地区の代表者が到着し発表の用意を始めます。伯耆国、陸前国、出雲国、備中国、安芸国、播磨国の皆さんです。

9時50分になり、楽屋に呼び出しがかかりました。各人の持ち時間は12分。

他の講演会で、発表者が持ち時間を大幅にオーバーし講演会がグダグダになった経験があるので、皆さん時間厳守で行きましょうねと申し合わせます。

季節君は、この日の為にストップウオッチを買ってきました。

 

ステージの袖に入り、緞帳の裏にスタンバイ。

すでにステージ上には季節君の作ったパワーポイントが表示されています。

「それでは、各団体の事例発表をしていただきます。最初に伯耆の国たたら顕彰会にお願いいたします」

カッキ―ン ! ∑( ̄Д ̄ll)

このひとことで、季節君の緊張は極限に達します。

えっと、一歩目は右足からだったっけ。

足がなかなか前に出てくれません。

それでも、ステージ壇上に立ち、とりあえずストップウオッチをスタートします。  

何か言わなくっちゃ。

(-_-;)

「伯耆国たたら顕彰会です。そもそも日本の鉄造りは……」

詰まりながらも、ひとこと声が出ると緊張もほぐれ、何とか話続けることが出来ました。

話し終え、「以上です」

と言った途端にまた緊張。

会場の拍手に促され、これで帰っていいのかしら?

バックで帰ろうか、回れ右をしようか……

ストップウオッチの時間は12分01秒を指していました。

 

客席に下りて次のみなさんの発表を聞いてみると、それぞれの団体で全く取り組みが違います。

行政が発表されたのが島根県。流石にスケールがでかいです。
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教育委員会が発表されたのが兵庫県

広島県はあの手この手で攻めますが、組織が小さいのに善戦しておいでのようです。

新見市はすごく熱く滾る血を感じました。

岩手県は鋳物師さんがおいでで、話が具体的で参考になりました。流石に鉄のプロフェッショナルです。いろいろ聞いたり見学したりしてみたいのですが、岩手は遠いからな~

 

講演が終わり、控室に帰る通路で高橋秀樹さんを見かけました。

次の講演は角田先生と石村さんの講演です。

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角田先生の講演はたびたび聞いています。石村さんはいろいろな産業とたたらとのつながりを有機的に説明されました。

 
つづきます。


ワンダーフォーラム前日

さあ、いよいよ大山ワンダーフォーラムのたたらサミット前日となりました。
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会場の米子市公会堂の玄関にトラックを横付けして、作業開始です。

我々のチームは右側でミニたたらを操業します。

何度も小屋を作っているので、思ったより短時間で組み立てることが出来ました。
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そして左側では、「宮光」工房がオリジナルのペーパーナイフ製作をします。

 

季節君はと言えば、講演の担当ですので、ステージの出来具合を見てみました。
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ステージ上もすでにプロフェッショナルな皆様が用意を進めていらっしゃって、張り詰めた雰囲気が伝わります。

ロビーには大山開山を記念して造られた日本刀が立派に展示されていました。
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季節君は、明日になって道に迷うといけないので会場を探検します。
そういえば、日野町文化ホールでも控室からステージに出ようとして外に出てしまったことがあります(笑)

季節君の控室は2階でした。
一階だとこんな人もいてよかったのに。

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これだけの大規模なイベントになると思っていなかったので、会場で季節君は、ただ右往左往しているばかりでありました。


たたらの歴史フォーラム3日前

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いよいよ、フォーラム迄3日。
米子市公会堂では俳優の高橋英樹氏=桃〇郎侍や逆説の日本史でニヒルな日本史解説をされている井沢元彦氏がおいでになります。

井沢元彦氏が伯耆のたたらについてどのような解釈をされるのか。
高橋英樹氏は伯耆の古刀をどう見ておられるのか。
果たして日本刀は鳥取県から始まったのか。
聞いてみたいことがいっぱいで、季節君はもう夜もろくろく眠れません。
ヤッルゥ!o(*>▽<*)o

ほかにも公会堂ではグランマルシェや鍛冶屋さん指導による自分だけのペーパーナイフ作成。ミニたたらによるみんなで鉄を造っちゃう体験。
出来た鉄の重量予想ダービー(参加無料。近似値10名に豪華商品をプレゼント)など盛りだくさん。
ちなみに鉄の出来高は、砂鉄投入量の3割辺りが標準でしょうか。15Kgを投入すると5Kgぐらいは出来そうです。当日は最近の実績からヒントも出るようですよ。

米子コンベンションセンターでは農と食のフェスタが行われます。
厚切りジェイソンやあばれる君が暴れまわっているそうであります。

臨時駐車場は米子港。→米子駅→米子市公会堂へと無料バスが送迎します。
公会堂は入場人数を把握するため申し込みが必要です。
電話0858-22-1211
空席がある場合は、当日会場での入場受付もOKだそうです。
さあ、満席にならないうちに皆さんどんどん申し込んでおいてください。



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