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2018年02月

たたらの勉強をしていると、たまに、と言うか、結構古文書に出会う機会があります。

いま勉強中の安綱の話にしても、太平記を見ると、活字、木版、肉筆による写本などがあり、同じことが書いてあるだろうとは思いながらも、少しでも原書に近い古文書を見るとつい見入ってしまうわけです。
しかし、悲しいかな、なかなか読み切れません。

また。時々 たたらの文書が毛筆で書かれていたり、神社から出た文書に出会ったり、と言うことがあるのですが、誰も解読していないので内容がわからずじまいになったりします。
そこで季節君も一念発起。
古文書解読講座に参加することにしました。

午前10時すぎ、会場にやって来ると、駐車場はいっぱいで車を止めることも出来ません。
これはえらいことになった。 (@_@)

と思って気後れしていると、会場からぞろぞろとほかの団体さんが出てこられて、私の参加する講座の参加者は17人でした。
それでも予定していた定員はオーバーだそうです。

緊張しながら部屋で待っていると、おいでになった講師陣は季節君の良く知った方々であります。
ちょっと安心して、敷居も1メートルくらい低くなり、あっというまに講座一日目は終わりました。
今後は黒坂の中庄屋、三輪家の文書を解読することになるようです。

んでもって、舟場の水路の話とか、黒坂村の昔の地名とか出てきて、これが地元の古文書解読の魅力かもしれないって思っちゃいました。(まだ解読するのはこれからですけれど)

奥日野では庄屋も大庄屋、中庄屋、ただの庄屋があったそうです。
季節君ちも屋号が舟場元庄屋なので、舟場でただの庄屋だったのかもしれません。
私がまだどこにもいない頃の大昔、火事で財産をなくしていますし、今もって貧乏ですので間違っても上級の庄屋ではないのですが、どっかの文書に出てこないかななどと期待してしまいます。

せっかく始めた講座ですので何とかものにしたいと思いますが、先は長いのでどうなりますやら。

わが、伯耆国たたら顕彰会が誇る、奥日野のベートーベンのアトリエに出向いてみました。
ただいま彼は、電子紙芝居なるものの製作中です。

彼のアトリエは、もと病院だった建物だけに、入ると思わず診察を受けてしまいそうになります(笑)

で、現在制作中なのが、大原安綱の紙芝居。
平家物語や太平記などに出てくる伝説を解析し、刀剣研究家の意見も取り入れ、季節君も参加してストーリーを作りました。
安綱には諸説があるために、大いにストーリー造りには苦労したところではありますが、仮説の一つとして髭切、膝丸が安綱の太刀であったらと言う展開にしました。

あと、安綱は坂上田村麻呂の年代と言う説と安綱の作った童子切は西暦900年代後半の作と言う説を取り入れて、安綱銘は数代続いたとする解釈を採用しています。
なかなか苦心の作ですので公開を楽しみにしていてください。

今年の春に全国一斉ロードショー

の予定はありません。
<(_ _)>

日本海新聞ふるさと大賞2017授賞式

さて、日本海新聞ふるさと大賞2017受賞当日がやってきました。

役所のロビーに集まって、式典に臨みます。


流石に新聞社の表彰だけあって、なんだか受賞者より、カメラマンの方が多いような (笑)

IMGP0044
IMGP0059


この地域のたたらの歴史を世に出した功績と、中でも、500を超える遺跡の調査をして出版にこぎつけたということが評価されたようです。とすると、ここに、インディー氏がいないのはもったいないというか、申し訳ないというか。

とにかく受け取った賞状と楯と、いちばん大事な副賞は持って帰りますからね。

不謹慎な話ながら、いつも気になるのが、副賞の中身です。
貧乏所帯のたたら顕彰会にとって一番活動の後押しになるのが、この実弾なのでありました。

(人''▽`)ありがとう☆ございます。

日本海新聞ふるさと大賞という賞があります。
今年の大賞は伯耆国たたら顕彰会が頂くことになりました。

*♥*:;;;;;:*♥q(≧▽≦*)(*≧▽≦)p。・:*:・゚★,。・:*:・゚オメデトー♪ 

なんだか、今年は春から縁起がいいですね。
季節君も出席して、写真を撮ってこようと思います。
さて、何を着てゆきましょうか (笑)

そうそう、そういえば、総務大臣表彰が鳥取県のHpでも取り上げられていました。
鳥取県のHP


さあ、今年も頑張りましょう!
 o(*>▽<*)o

たたらのフォーラム

毎年恒例となっております、たたらのフォーラムですが、今年は日南町総合文化センターでの開催となります。
期日は3月11日。13:00~

日南町の鉄山についての講演となります。

①坂本敬司氏の鳥取藩家老日記から見た、奥日野の鉄山師について

②加地至氏の西木下家の製鉄事業

③角田徳幸氏の砺波たたらと鉄穴調査報告(山中で見つかった、鉄穴用ため池など)


と言った三本立ての講演となります。


奥日野の鉄山師と言えば近藤家しか、体系的学術的な調査がなされておりません。
なかなか文書が見つからず、調査が行われない中に置いて、鳥取藩家老日記から鉄山師の動向を探ります。
また、西木下家の文書の調査がなされたことから、この文書の内容を(公開できる部分だけ)一部公開する予定でおります。
入場無料、駐車場無料ですので皆さんこぞっておいでください。
(ポスターの写真は近藤家と中木下家)
forum

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