伯耆の国たたら学入門講座
米子市立図書館でたたら学の入門講座が開かれました。季節君は、遅番なのでゆっくりと家を出ます。
米子は雨が降っていました。
図書館に入って、駐車券をチェックしてもらいます。
これをしないと駐車場代がかかるんだもんね。
季節君は、昔、詳しくは説明しませんが、痛い目に合ったことがあるので知っています。
会場に入ると、先輩がすでに基礎講座を開始しておられました。
部屋は結構熱気むんむん。
ヤッルゥ!o(*>▽<*)o
で、季節君も大人しく基礎講座を聞いていました。
境港の鉄山融通会所の設立とか、明治のたたらとかの説明でした。
そして、カナクソ学。
季節君が、鍛冶滓や製錬滓の見方。再結合滓のお話しなんかをしました。
さらに、トークショー
小説家の松本薫さん。
このところ松本さんは大活躍です。
「ばんとう」という本が間もなく今井出版から出ますし、次の執筆も始めておられるようです。
松本さんと、明治以降のたたらのお話や、大原安綱のお話なんかをしました。
伯耆の刀鍛冶である安綱は、童子切などの国宝を作ったことで有名です。
銘安綱は季節君の考えでは、世に知られているものが9本あるのかなと思うのですが、そのうちの一本、大神山神社所蔵の銘安綱が来月から米子市美術館で記念展示となります。
門外不出の名刀(もうすでに、門から外に出ていますが)を見る機会ですので皆さんおいでください。
たぶん9月の4日くらいから25日くらいまでですが、詳しくは調べてから行ってください。
間違っていても季節君は責任を取りません。
ほかの作者の刀も4本くらい展示されるようです。
伯耆には、日南町、日野町、伯耆町、日下、倉吉市と安綱伝説が多くあります。
何せ、大原鍛冶は25人の名が残っていますし、安綱も4代続いたと考えられています。
当時の刀鍛冶はトップシークレット。企業秘密の塊です。だから本当の安綱のことは、わかりません。
安綱伝説について、太平記、源平盛衰記、平治物語、伯耆民談記などを見ても矛盾が多く正確な事はわからぬままですが、どこの地域の伝説もwin&winになるようにしましょうねと、お客様からご指摘があり、もっともだと一同が納得いたしました。
と言うことで無事、講演会は終わりました。
会場出口には6時間用の駐車チェッカー。
もしや。。。。。
季節君は一般用の2時間チェッカーを利用したので、100円余分に駐車料を採られてしまいました。
(。ノ_・。)ウッ・・