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2017年07月

先日持ち込まれた写真

先日当方に持ち込まれた写真の調査が終わりました。

MHさんの関係者の方からの提供を受けたお写真だったのですが、詳しいことがわかってきました。

MH氏は吉鑪及び、呼子山の勤務成績が優秀で近藤家から報奨を受けておられます。

呼子山は現在は整地させていますが、山の稜線などは残っています。
小川は地下に埋設されてしまって、また建物跡は整地されています。
近藤家に残る建物配置図から矢印の方向に移された写真であることがほぼ間違いないと思われます。
ということで多くの研究者の方のお力をお借りした、今回の調査は呼子山の写真ということになりました。
簡単に書いてしまいましたが、現地はまったく地形が変わっており、残る資料も少ないためずいぶんと苦労したのではありました。

もし、皆さんのところにも眠るお写真があればぜひ拝見させていただきたいと思います。
ただし、現在当方の調査でもたたらの遺跡は500を超えていますので、確定できない場合もありますが、資料を保存するという意味でも、拝見できればと思う次第であります。
呼子山?
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たたらの楽校に久しぶりの来客がありました。
前回は2011年12月においでになっています。
伯耆国たたら顕彰会が設立されてまなしの事でありました。
日本鉄鋼協会の天辰博士。JFE21世紀財団の元事務局長、妹尾さん。そしてスイスiron library からwernerさん。産業考古学の長島先生。

皆さんは、久しぶりに和鉄の歴史でも見て歩こうかと、奥出雲においでになったそうです。そしてわざわざたたらの楽校にもおいでになったということでした。お土産にJFE21世紀財団から貴重な書籍も頂いたので、地元図書館に寄贈しようと思います。
暑い中おいでになりありがとうございました。


天辰博士と言えば「古来の砂鉄精錬法」俵国一先生のご本を、現代語訳して再版された先生です。
島根のたたらも大変にぎわっていたそうなので、こちらも頑張らなくてはなりません。
私たちにもいろいろ、イベントスケジュールも入ってきている今日この頃であります。
詳しくはぼちぼち告知してゆきます。

宮光さんに行ってきました。

宮光さんに行ってきました。

昔からの刃物鍛冶だったそうですが、刃物だけでは食って行けず、鉄工所に変身したのはよくある話。

 

日野町のたたらが観光で大きく取り上げられるようになって、土産物が欲しいというお客さんが多く、宮光のたち上げとなりました。

 

とはいえ、刃物鍛冶だったのは先代。自分の代は鉄工所が長かったので、今工夫の最中だそうです。

 

工場に招待され入ってみると、意外と大きな工場なのに驚かされます。

工場の中にトラックがいたりして。。。

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工場の隅に鍛練場もありました。

手前には焼き入れをするために水槽もあります。

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現在は、包丁や、フライパン、和釘一覧、ストラップなどの飾り物を作っておいででした。

ペーパーナイフの製作体験もできるようになっています。

たたらの楽校でも、作品の取り扱いをさせていただくことになりました。

 

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