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2017年01月

フォーラム開催

大雪もやっと一段落。
これから『たたらフォーラム2017』の準備にかかります。

今回のテーマは、~たたら製鉄、鉄穴流しが及ぼした流域への影響~
たたらと地域住民との共生について掘り下げようと思います。

参加費は無料です。
駐車場も無料です。
お暇な方もお忙しい方もおいでください。

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会場は日野町文化センター
日時は 3月5日13:00~17:00
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刀剣女子の会

たたらの楽校に刀剣女子の会の視察がありました。

20名ほどでしたが、この大雪の中をよくぞおいでになりました。


金持神社などにもおいでになるとのことですし、阿毘縁を超えて横田にもおいでになるとのこと。

足元も、しっかりブーツを準備しておいででした。

季節君は刀剣については詳しくありません。
しかしながら刀剣を作る材料は鉄です。
さらに言うなら、鋼という焼きの入る鉄です。

そんなことから、お話を始めました。
江戸時代の鋼の産地としては、出羽、千草、そして奥日野の印賀鋼が有名でした。
そして、奥日野では大原鍛冶という刀剣鍛冶集団が活躍していました。

そういった説明をしながらも、足元から忍び寄る冷気。

ストーブも頑張っていましたが、なにせこの寒さです。
囲炉裏に火の入っていない古民家は冬の寒さに対応できません。

季節君も頑張って話させていただきましたが、お客様も頑張って聞いていてくださいました。
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前半のお話を終わり、後半は別のスタッフさんにガイドをお願いしました。

昼食は、温かいたたらんちです。
おこわに火を入れて準備が始まります。
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TVも取材に来ていましたが、なんか寒そうですね。

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お食事後、少し雑談をさせていただいて、ようやく暖かくなり始めた街をお客様は次の場所へと向かわれたのでありました。
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今度はもっと暖かくなって、都合山遺跡が整備されてからまたおいでください。

ありがとうございました。

(^O^)/

中海TVの取材がありました。

 

大山といえば、山陰にあってひときわ大きな山です。

そして古くから信仰の対象になった山です。

この大山開山1300年祭がおこなわれるのでいろいろイベントも企画されているようです。

このところ、伯耆国たたら顕彰会にも大山とたたらのつながりをお尋ねになることが多くあります。

しかし、資材を運搬した牛馬のつながりとか、大鉄山師からの寄進のお話とかは想像できるにしても決定的なたたらと大山とのつながりを示す資料は見つかっていません。

 

という私なりの結論をいきなり出してしまいましたが、このたび中海TVからそのあたりのことを詳しく聞きたいとのお申し出があり、取材を受けることになりました。

 

吹雪の中、たたらの楽校のお部屋には会長と事務長、近藤家御当主と季節君、それにTVスタッフ約1名という至ってむさくるしいメンバーがそろいました。

そして件の内容について談義が交わされます。

TVスタッフさんはかなり資料を集めて勉強のされたようで、公文書館や米子市美術館、刀剣研磨師の森井先生などもお尋ねになっています。

大山寺領は神聖なところなので、樹木の伐採や山を切り崩して砂鉄を採るなどの行為はされていないというのが今までの定説でした。

しかし、御机では大鍛冶場があったとされています。大鍛冶はたたらでできたケラ(鉄塊)などを精錬するところなのでどこから材料の鉄塊を持ってきたのでしょう。

たたらの遺跡を調査している事務長に尋ねると、御机の大鍛冶場跡はすでに道路工事でなくなっていたものの、本床跡は近くに発見できたとのことでした。これは今までの定説を覆す新しい発見だと思います。
大山寺領内にもたたら場があったのです。
ま、マニアックな小さな発見なのですが。

 

というような談義を近藤家御当主と季節君がインタビューにお答えする形でTV撮影は無事終了しました。

その後、スタッフさんの質問は続きます。

遺跡はどうやって見つけるのか?

ケラってどういうもの?

ハガネって?
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100年前のぎんぴかの鋼の塊を不思議そうに録画しておられるのが印象的でありました。

若い人がたたらに興味を持ってくださるのはとてもありがたいことです。

また、なにかの機会においでくださいね。

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