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2016年11月

今年も冬を迎えたたらフォーラムの開催時期がやってまいりました。
今回は平成29年3月5日。日野町根雨での開催を予定しています。

テーマは『鉄穴流しが地域に及ぼした影響」

現在、講師や講演内容について検討準備中です。

ヤッルゥ!o(*>▽<*)o

遺跡調査などで、地域を歩いてみると鉄穴流しについて言い伝えがあったりします。
事故に関するものもあって鉄穴流しはとても危険なものであったことを知ります。

それでも、鉄穴流しを行ったのは、産業の乏しい奥日野にあって砂鉄はとてもいい値段で売れたのであろうと思います。

また、鉄穴流しは大量の土砂を流したため地域に与える影響も大きかったようです。
そういった、地形、産業、流通、風俗、などのことを掘り下げて皆さんと勉強してみたいと思っています。

どうぞスケジュールを開けて皆さんお待ちくださいね。
(^^♪


鳥取県立公文書館で古文書の解読を長らく務めてこられた坂本先生のご講演が米子市文化ホールでありました。

講演のテーマは『鳥取藩の鉄山政策』というもの。

季節君も大変興味をそそられるテーマです。

ながらく鳥取藩の鉄山政策につても島根藩との違いなどについて、たたら顕彰会員の皆さんと話し合いをしながら今一つ納得のいかない部分もありましたのでぜひ聞いてみたいテーマでした。

ということで1カ月も前からカレンダーには大きな赤丸を付けて待っていました。

くいしんぼうの季節君もこの時ばかりは早めに昼食を終え米子に行きました。

早めに会場に入ったつもりだったのですが、すでに多くのお客様が見えています。

他県のたたら研究で有名な先生方も多くおいでになっています。

 

これは多くのたたらオタク垂涎の講演になるでしょう。

 

ということで講演の始まり始まり。

 

坂本先生は鳥取藩の家老日記を読破され行政の記録からたたらへのアプローチをされました。

したがって、鳥取藩から鉄山への行政のしくみですとか、担当者→もちろんお侍ですが、とかのお話になります。

鉄山を采配したのは在方役人(在御用場)ではなく勘定方だったそうです。もちろん鳥取藩での主な輸出品は綿と鉄なので主要な外貨獲得手段として勘定方が采配したのでしょうね。

 

藩営の鉄山を作ったいきさつ、その限界なども聞くことができました。

また、境鉄山融通会所のしくみや生い立ち。

奥日野の山林買戻し事件。

奥日野の鉄山師の盛衰などについても2時間たっぷりお聞きすることができました。

 

驚いたのは大鉄山師はもとより、中小の鉄山師が予想以上に多く群雄割拠していたらしいということです。もちろん、鉄山師の古文書は近藤家くらいしかまとまっては残っておらず、はっきりしたことはわかりません。

しかし、境鉄山融通会所の設立願いに書かれている連盟などは、数十人いるほとんどの人が季節君にはわからない鉄山師です。

そんな鉄山師が数十人あるいは数百人もいて、それぞれに数十人から数百人の従業員がいて、それとは別に砂鉄をとる人や炭を焼く人もいる。その人たちを食わせるために農業をする人もいる。その家族もいる。

そうしてみると奥日野ではいかに多くの人がたたらに生計を頼っていたのかと驚かされます。

山に膨大に残るたたら場の跡を見ると、これは予想のつくことではあります。

ほんの100年やそこら前まであった巨大産業のことが、記録に残そうとしないとあっという間に忘れられて、たどることもできなくなってしまう。

人の記憶だけでは当時を知る人が亡くなってしまえばそれまでなのですから、歴史を残すことはできないのだとつくづく思いました。

第3回 平成の鞴祭り

 

今年も平成の鞴祭りがおこなわれました。

私たちの行う平成の鞴祭りは、昔ここで行われてきた たたらをもう一度思い出して、考えてみるきっかけを作ろうというものです。

 

今年は都合山のある上菅で地元の皆さんの協力のもと行われました。

天気は曇り、このところめっきり寒くなってきました。

朝早く集まって、インスタントの高殿建設、ミニ炉の組み立て、受け付けや食事用の会場の準備と皆さんいそがしく働いておられます。

8時を過ぎたころから、ぼつぼつと車が到着しお客さんがおいでになります。

9時になり、町長さんや鳥取県の振興センター長さんにご挨拶いただいて、火入れを始めます。

今年は、どのような出来になるのでしょうか。

皆さんに予想していただき、正解の方には記念品も出すことにしています。

お集まりのみなさんに少しずつ砂鉄を入れていただきガンガン炭を焚きました。
私の友人の子供さんも挑戦です。

DSC06522


お昼になると、地元のジャブ汁とたたらそばを振る舞い、長蛇の列ができました。

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ここでお昼の時間が長引いてしまい、いろいろ計画していたアトラクションができなくなる事態も発生。

炉の方は順調で、ノロもきれいに抜くことができました。

noro

今年はよい出来が期待されます。

 

午後2時ころから火を落とし、ゆっくりと炉が落ち着くのを待ちます。

炉を壊し炉の中から出てきたケラの塊は厚みのある立派なものでした。

測ってみると6.2Kg

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15Kgの砂鉄からこんなに立派なケラができたのは久しぶりだと思います。

今年の鉄づくりは大成功でした。

みんな満足な気持ちいっぱいでお片付けをして帰りました。

ということで、今年のけらの出来高は6.2Kg

たくさんお問い合わせの電話がありましたが正解の近い方9名には記念品を贈りいたします。

ちなみに1等はまつだ様。2等はおくさこ様でした

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