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2013年10月

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先日、エコツーリズム国際大会が開催されました。


多くのツアーが企画されましたが、私たち たたら顕彰会も 奥日野ガイド倶楽部のお手伝いという形で参加させていただきました。


根雨楽舎の見学や、たたらの学習会、たたら操業なども含めたかなり規模の大きい仕掛けを作りました。


参加者のみなさんにはかなり高評価をいただいたようで、アンケート結果ではツアーの中で満足度ナンバーワンだったようです。


TVクルーも取材してくださいましたが、この模様が番組になります。


11月2日午後3:30からBSS山陰放送で放送されると聞きました。


もしお暇な方はご覧ください。


お忙しい方は録画してでもご覧ください。(笑)


 


こらから、根雨では花嫁行列だとか、奥日野ガイド倶楽部の各種企画だとかいろいろやります。


境港市でたたらの特別展と操業をします。


11月2日には放送大学が米子市でたたらの講演会をします。講演者は我らがヒロイン松本薫と鳥谷先生です。


伯耆国たたら顕彰会とその仲間たちからしばらく目が離せませんよ。


(o゚◇゚)ノあぃ


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今日季節君は、インディーF氏と山に上がった。


朝狩山鉄山の意見が食い違うので、白黒はっきりつけようと思ったのだ。


国道からの進入路、2.5Kmほどあるのだが、先日来の大雨によって道の土砂が流され、もはや道とは呼べない状態だった。


この荒れ放題の山中を乗用車で走るには無理がある。


大金持ちの御曹司でもある季節君は、うちの車庫の隅に置いていた自家用のチーフテン戦車で来ればよかったかなと思ったりした。


まあ、自家用ヘリでもいいけれどね。




道の左端は断崖絶壁となっている。


インディーの向こう見ずな運転に季節君はちょっとびびってしまった。



そして、なんとか無事に朝狩山に到着。



入口わきでいきなり大きなカナクソ群を発見。道から2メートルの範囲に帯状に堆積している。炉壁の赤く焼けた塊も多くある。


その東側には大きな穴があいていて、その底にもカナクソが無数に堆積している。おそらく操業初期の金池だ。


一度穴に入るとカナクソが崩れてなかなか這いだせない。


蟻地獄のようでちょっと焦ったぢゃないか!


o(≧~≦)o うぐぐ



その先は平地が続き、低い石垣の連続の上に金屋子神社の跡。


大きな石段が作られていた。


このあたりが最初の本床位置だろう



さらに上流側には100メートル近い石垣が3段あり、あちこちにカナクソが散乱している。


西の斜面には大きなカナクソ。


東に行くに従って粉砕された小さなカナクソになる。鍛冶滓か?


道路わきは削られて粘土の地層が露出している。



その上流側にもうひとつの金屋子の祠がある。


まだまだ、カナクソが散乱していて上流にたたら場があることを物語っている。



こうしてみるとここに少なくとも2か所の本床はありそうだ。


作業道がつけられ、カナクソはあちこちに散乱している。


石垣が多いから明治初めに造成しなおした可能性もある。


この現状からかつての鉄山がどのように構成されていたか。。


やはり思案してしまう。


我こそはと思う方は、この謎ときに挑戦してもらいたい。



ちなみに参考写真を掲載しようと、パソコンにカメラを接続したら、メモリーカードが入っていなかった。


(ノ_・。)


だから申し訳ないが謎ときをする人は、怖い思いをして車を傷だらけにしながら進入するか、もしくは戦車で行ってほしい。


まあヘリで行くという手もあるし、途中から壊れた道を200メートル程歩くという手もないではない。


 



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11月2日に放送大学創立30周年記念講演会が開が開かれます。


テーマは『たたらが作った山陰の風土と文化


講師は松本薫さんです。



(ノ゚ο゚) オオオオォォォォォォ-



会場は米子市図書館、申し込み不要、入場料も無料の太っ腹であります。


さらに松江高専でたたらを研究しておられる鳥谷准教授との対談もあります。


松本薫さんは伯耆の鉄山師、鳥谷先生は出雲の鉄山師に詳しいのでかなり面白い対談になるのではないかと期待しています。


伯耆国たたら顕彰会も後援しておりますので、大挙して押し寄せようと思っております。


どうぞ皆さんもおいでになってください。



 


しかし、あまりに沢山の人で、会場に入れなくなって、2階が壊れてしまっても私は関知しません。



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根雨楽舎では、引き続きお客さまがあります。


チロリン観光の根雨ぶらのお客様がおいでになりました。


たたらのガイドをしながら古代から明治までの日本の製鉄あれやこれやをお話して、新しくできた都合山たたら資料館もご案内します。


倉吉の人形作家さんが人形を作ってくれましたから、都合山高殿模型もがぜん完成度が高くなり存在感を増しています。


皆さん、感嘆の声を上げてみておいででした。


季節君もちょっとうれしかったりして。



と思っていたら、見覚えのあるお顔が、、、


人形作家さんご本人が、奥様とご一緒に見学に来てくださっていました。


新しくできた資料館で未完成の地下構造模型をご覧になり、『地上部分、作ってあげましょうか?』だって。


もし実現したら、この模型もよりパワーアップできるんです。ぜひお願いしたいと思ってしまいました。



そして夕暮れ迫る中、商工会館前のミニたたら操業現場へ行きました。


こちらはもう、炉の解体中です。


炉の中は真っ赤に焼けていました。




水道水をかけて冷却します。


軽い水蒸気爆発を繰り返し、なかなか冷えません。


木炭の燃焼でも、これだけの高温になるんですね。


取り出したケラは6KGを越えています。




みんなで砂鉄投入をさせてもらったのでケラの形はいびつになってしまいましたが、目標としていた投入砂鉄量の40%を越える鉄を取り出すことができて皆さん大喜びでした。


めまぐるしく忙しい1日がやっと終わり、秋の早い夕暮れはとっぷりと暮れていました。



 



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さていよいよエコツーリズムのツアー受け入れとなりました。


本日は、大忙しのスケジュールです。


エコツーのツアーのほかに安来からたたら大学講座。


鳥取県の支援でたたら学習会。


チロリン観光たたらツアー。


ミニたたら操業も同時に開催されます。



朝、米子にある鳥取県西部総合事務所に行くとすでにたくさんの人で賑わい、米子のゆるきゃらヨネギーズも着ていました。



バスだってたくさん待機しています。


エコツーリズム国際大会の小旅行で私たち伯耆国たたら顕彰会と奥日野ガイド倶楽部はFコースを受け入れます。


バスに乗り込み9:00に米子を出発。一路に日南町の吉鑪を目指します。


ここは大正10年まで近藤家のたたらが操業され、鉄山師により延々と操業されてきた、たたらとしては日本で最後の地だと考えてよいと思います。


地名も吉鑪と呼ばれ、建物や地形も当時の面影を残しています。


TV局のクルーも面白そうだと取材に来ていました。



そして次に呼子山。


ここも近藤家の鉄山で山内の建物を配置した図面が残されています。


本床跡や金屋子神社が残っています。



近くで砂鉄採取をした鉄穴流しの後が保存されています。


羽内谷です



さらにたたらの楽校大宮楽舎。



昼食をはさんで、金持神社におまいりしました。


皆さんはもうご存知だと思いますが、金持の名の由来はたたらによって作られた鉄のことですからね。


そしてやっとこさ根雨に帰ってきました。



ねうでは大正ロマン香るお嬢様方のお迎えを受け、根雨楽舎のガイドをしました。



お茶の休憩をして新しくなった根雨楽舎の建物、お庭、分館をご案内いたしました。


季節君はエコツーリズムのお客様とはここでお別れ。


バスをお見送りしてちょっと、さびしくなりました。


(ノ_・。)


 



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