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2013年09月

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毎月、最終の土曜日に根雨楽舎の運営スタッフで会を持ちます。


今後の根雨楽舎の開館日に誰が担当するか、また予約の入っているのはいつで、どんな団体さんがおいでになるのかなどを話し合います。



10月はエコツーリズム国際大会のツアーやチロリンツアー、安来市たたら大学講座。鳥取県委託のたたら学集会、鳥取県人会その他各種団体からの視察などが多く入っていて忙しそうです。そういえば米子南高校の視察も入っています。


ガイドの必要な日には、季節君も少しだけ店番することになりました。



このお茶会は、スタッフ同士気兼ねなくわいわいがやがやと世間話しでもしながら、またガイドする上での疑問に思ったことなどを出し合いながら楽しくやっています。



じつは季節君もこの時間が意外と好きなのです。


お茶菓子にこだわる方があって、意外と美味しいお茶を頂くこともあります。


本日は、、、ざんねんながらちょっと地味なお菓子でありました(せっかくいただいたのに、お行儀悪くてすいません)



新聞各紙にも載っていましたが、裏庭に建てられた都合山たたらの資料館もほぼ完成していました。中に入ってみようと思いましたが、本日は残念ながらドアが入っていて鍵が掛けられていました。まだ,移管契約ができていないので鍵を持ってないのです。


これから内部に入れる展示品の移動もあり、忙しくなります。


 



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地下構造の模型を制作中です。


製作に悩むとあちこちの資料を探したり、実際に都合山を発掘された角田先生にお尋ねしたりして作業をしています。


俵国一博士も都合山については操業当時の調査をされたわけで実際に地下構造まで発掘されたわけではありません。


博士の古来の砂鉄精錬法の本には床釣り(地下構造)のモデルとして石見地方のたたらの地下構造を載せておられます。


明治期の床釣りはどこともかなり酷似してはいるのですが、微妙に材料が違ったりしています。


排水路にしても縦ばかりでなく横だったりもします。


しかし、こうして調べてゆくうちにかなり勉強にはなりますね。


大舟も小舟と一緒に木材を充填して土でふたをし、焼き尽くしたようです。その後、大舟の地上ふたの部分は壊してさらに灰すらし(木材を焼いて炭を充填する)をしたと書かれていました。


ふむふむ、、、とても手間のかかる作業ですね。


とおもったら、たたら操業の経費の8割は床釣りを作るのに費やしたそうです。


地下4メートルにも及ぶ保温構造。これこそが日本のたたらが1500度の温度を維持できた秘密のようです。



本日、模型も大舟に木炭の灰を充填し季節君の担当部分はほぼ完成です。



 


小石集めから粘土堀り、井出さらいをして砂利を集めたり木炭を作ったり砕いたりといろいろ苦労もしましたが、やっとひと夏かけて季節君の役目も果たせたかなと思います。


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現在、高殿模型の展示館を建設中です。


と季節君がえらそーに言ってみても、発注者は日野町。建てているのは大工さん。


眺めているのは季節君という現状です。


眺めているだけでは能がないので、レポートでもしてみようと思います。


たたらの楽校=根雨楽舎の裏庭を整地して基礎を作り始めたのは7月。。。だったかな?



そしてまれにみる猛暑の中、着々と建設は進んでゆきます。



大雨にも負けず (ノ゚ο゚) オオオオォォォォォォ-、台風にも負けず大工さんは頑張っておられました。



現在はこれより一歩進んで完成まじかとなっています。



10月になれば引き渡しを終わって、展示パネルなどの搬入になります。



あの高殿模型をここに入れるという大作業が待っているのです。



そして季節君が作っている地下構造模型も少しずつ作業が進んでいます。



 


展示館のオープンは10月15日辺りになりそうですが、それまでに展示が間に合うか微妙なところです。


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このところ、根雨町ブラも定着した感があります。


先週も、神奈川県の女子大学や愛媛県のサークルの団体さんが根雨の町散策やたたらの楽校見学においでになりました。



秋のさわやかな季節に皆さんもおいでになってはいかがでしょうか。


奥日野ガイド倶楽部がご案内いたします。(TEL0859-72-1350)



また、10月20日にはエコツーリズム世界大会にあわせて各方面からのツアーがやってきます。


エコツーリズム=エクスカーションは米子発。


チロル観光バスツアーも米子発。


安来たたら大学講座は安来市発。


そのほかに鳥取県独自の企画でたたら学集会も開催されます。



当日はミニたたら操業。根雨の町ガイドツアー。たたら学習会。日南から日野の遺跡めぐり。高殿模型展示館の開館などいろいろな企画が開催されます。


みなさん御希望のツアーにご参加ください。


なお、(鳥取県のたたらの里磨き上げ事業)として開催されます、たたら学集会&ミニたたらワークショップは参加無料、募集は30人、10月17日締め切り。



お申し込みは奥日野ガイド倶楽部となっています(TEL0859-72-1350)


その他のイベントについても奥日野ガイド倶楽部にご相談ください。


 



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都合山の高殿模型展示施設の建設中です。


あわせて、都合山の資料を総合展示することになり、現在鋭意製作中なのであります。


その中でも、季節君は都合山地下構造を視覚的に捉えるための模型制作を担当しています。


日本のたたらでは、鉄が溶ける1500度以上の温度をいかに維持するかが勝負であったわけで、そのために地下に保温構造を作りました。


平安時代以前は簡単な地下構造で山の上など湿気の少ないところに立地する必要がありました。


しかし、時代が進むにつれて地下に4メートルにも及ぶ保温構造を作り、鉄の運搬に適したところにたたら場を造ることができるようになりました。


それでも、吉たたら(日南町)では湿気のためにうまく鉄が沸かず、本床を移動したりして苦労した記録が残っています。


そうした日本の鉄作りの肝心要の地価保温構造を一目でわかるように断面の模型を作ってしまうわけです。


なにもこれは私たちが始めたことではなく、島根県ではあちこちに特徴のある模型が展示されています。


わたしが今手がけているのは研究者の方に提供していただいた伯耆のたたら場の資料を基にした実物の4分の1模型です。


まずはフレームをつくり、図面を貼り付けます。


そしてできるだけ実物に近い素材を集め貼り付けてゆきます。


この素材集めが大変でした。



地層の上に石垣を作っています。



左右に石垣ができました。



松の丸太で排水溝を埋め、石を貼り付けて境界を作ります。地下と敷石の間には荒砂を敷き詰めることになっています



現在やっとこさ、ここまで進んでいます。



昨年は半年かかりで高殿模型を修復しましたが、今年の夏はこの地下構造模型に掛かりっきりです。今年の暑かった夏は終わりを迎えますが、季節君の夏はまだまだ暑いです!


 



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