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2013年03月

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たたらの楽校 根雨楽舎がオープンしました


伯耆の国のたたらの歴史を説明する資料館が2つあります


ひとつは日南町大宮楽舎、そしてもうひとつが日野町根雨楽舎です。


根雨楽舎の建物は出店近藤といって、大鉄山師 近藤家一族のお屋敷でした。


明治初年の建築なのですが、150年の時を経て、傷みもひどくなっていました。


そこで、日野町は思い切って大改装工事をされたのでした。


昭和の時代に入れたサッシなどの建具は明治の趣にもどし、土間も三和土(たたきと読む)で、炉も作ってかなり当時の雰囲気を大事にされた工事になりました。


そのせいもあって、かなりの時間と費用が掛かりました。


そして、やっと本日、根雨楽舎のリニューアルオープンとなりました。


 


日野町長さん、日野町議会議長さん、鳥取県日野総合事務所長さんや日野県民局長さんなど多くの来賓の方がおいでになり、テープカットをいたしました。


 


プレスの取材の後、みなさんで施設を見学されました。


天気も良くて、縁側で皆さんでのんびりとお茶をしたりされていました。


トイレもきれいになったので、根雨の町歩きの休憩にもおいでください。


 


二階は講演会などが開ける広間になっています。


床の間もこんなにきれいになりました。



そして、押入れ、、、実はここは隠し戸になっており、忍者が出入りするのです。階段が入っております。



 


これから毎週土日は10:00~16:00の開館となります。


団体さんでしたら、平日も開館できますので、日野町商工会にお問い合わせください。


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模型の内部に人形が入りました。


この人形がまたすばらしいのです。


男前です。いわゆるイケメンというやつです。


 


特に番子さんは筋肉が盛り上がり、今にも動き出しそうです。


土人形にしてこのふんどしの生地の薄さと質感!! ←そこかい! 


(@_@;)


 


とにかく一見の価値があります (*^ー゚)b グッジョブ!!


 



 


親方などは風格さえ感じさせます。



屋根の上から火事の番をしていた人にはこんな風に作業風景が見えていたのでしょうね。



 


完成写真を撮影しながら、これまでの苦労を思い出し、季節君にはジーンと胸に感じるものがありました。


ご協力くださった多くの皆様、そしてスタッフ。ご苦労様でした。


先日の新聞発表にもありましたが、今年の秋には高殿模型展示館も根雨楽舎の裏庭に完成すると思います。


なお、根雨楽舎は完全復元工事が終わり今月末の3月30日に施設オープンの式典があります


お暇な方、お暇でない方もぜひおいで下さい。


 


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年度末を迎え、高殿模型の修復作業も急ピッチで進みます。


本日は、いよいよ高殿模型の修復作業最終日となりました。


 


思い起こせば1年前、倉吉 斎江家を訪問し、高殿模型を譲っていただくことになりました。


大型で壊れやすいものだけに、移動させるのも一苦労でした。


地元日野町の企業に相談を持ち込み、無理を言って倉吉から持ち帰っていただきました。



大きくて、重くて、壊れやすくて、、、多くの人手で大変な作業でした。


地元日野町に到着した頃には日も暮れかかり、みんなくたくたでありました。


 そして、1年がかりでの修復作業。


作業をする場所の確保も大変でした。


ここでも地元企業さんの工場をお借りしての作業となりました。


長年の痛みが激しく、最初見たときにはどうなることかと思いましたが、、。


 


和鋼博物館に行き、学芸員さんにいろいろ教えていただき資料も提供していただきました。


菅谷高殿にも行き、実物の建物を拝見して構造を調べました。


そうして、入念に下調べをしてから作業を開始します。


 


結局、一度解体し、いちから組み立てなおすと言う荒療治でした


 


暑い夏にはTシャツ1枚で半ズボン。暑さのために倒れるものが続出しました(うそです)


寒い冬には凍える手をさすりながら、粘土をこねる手から血がにじんでいました(これもうそです)。


そうした苦労を乗り越え、やっと春が巡ってきました。


本日は、倉吉からボランティアで人形作家さんが指導においでになりました。


また、地元の建具屋の若社長さんが、建物の最終修理においでになりました。


屋根の足場を配置しましたが、この部分に大変こだわるスタッフがおりまして、細かい部分にまで修正が加えられ、この場に及んで作業がかなり難航いたしました。


季節君などはお気楽なもので、適当でいいジャンって思うのですが、そんなことをこの場で口にしようものならばいきなり張り倒されそうな気配です。


したがって季節君は手に汗をにぎりながらじっと息を殺してみていました。


模型の上に足場を組んで、スタッフが上り模型の屋根の上からはしごや柱組みを取り付けてゆきます。


そして、人形作家さんの手で、年代を感じさせるようにスプレーで着色されてゆきます。


見事なものです。


さっき作ったばかりの柱が、着色されると、100年の歳月を経たように見えてきます。


2時間以上もかかってはしごを取り付け終わると、人形を配置します。


 


こんなふうに見事に出来上がりました。


次回は内部をご案内いたします。


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根雨楽舎の展示作業中です。



3月末の開館を目指して、現在急ピッチで工事が進行しています。


皆さん楽しみにお待ちください。


また、開館の折にはぜひおいでください。


4月13日土曜日18:00~には鳥取県文化功労賞のたたらの歴史研究家でいらっしゃいます影山猛先生のご講演がございます。


あわせて同好会の皆さんに民謡を披露していただき開館を盛り上げたいと思っています。


参加費は500円。先着60名。


申し込みは日野町商工会ですのでよろしくお願いします。


☎ 0859-72-0249


http://tatara21.com/info/48.html


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皆さんもうご存知だと思いますが、根雨には近藤家という鉄山師がありました。


江戸時代末期に鳥取藩筆頭大庄屋になったほどでしたので、来客が多く、また住み込みの手代さんや使用人たちがも50人を越えるほどいました。


そこで、屋敷が手狭になったため、元治元年に大きく立て替えました。


この大屋敷が現在の大近藤です。


そしてまた、次々とご兄弟さんで分家されて屋敷をもたれました。


そのうちの4件が現在も根雨の町に残っています。


そして、大近藤のお向かいに明治元年に建てられたお屋敷が出店近藤です。


 


この出店近藤のお屋敷は現在 日野町公舎になっておりまして昨年、大規模な修復工事が行われました。


このお屋敷は、これからたたらの楽校 根雨楽舎として使うことになります。


 


というわけで、前置きが長くなりましたが、本日、荷物の搬入を親しました。


上菅体育館においていたパネルを全部持ち帰り、搬入し、デスクやキャビネットも搬入を終わりました。


これから、サイズを修正して展示作業を行います。


3月30日にはリニューアルオープンの式典を行うつもりです。


そしたら毎週土日は開館となりますのでまた皆さんおいでください。


よろしくおねがいします


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