アーカイブ

2012年07月

カテゴリ:

高殿模型の修復作業をしています。


今日は、みんなで屋根のクリーニングと内部の掃除機かけをしました。


それから修復に使う屋根材に利用するため、高殿模型のふたを分解しました。


 


さらに人形のクリーニングと修復を開始。


人形を手にとってよく見ると、粘土で作ってあるのですね。


その上に和紙を張って色をつけてあります。


とりあえず、クリーニングの後、パーツを集めて接着剤で固定しておきました。


これで来週にはきちんと乾燥しているはずです。むふふ ♪


 


来週は粘土と和紙を持って修復に挑戦しようとひそかに思ってしまいました。


ひょっとしたら季節君にもでっきるかなー♪


注※) はげ頭のおっさんは、和紙でほおかむりをします。全国の頭髪保存会の皆様、ご心配なく。


 


 


カテゴリ:

今日は根雨の夏祭りです。


私も幼いころ、縁日に出るのを楽しみにしていた思い出があります。


私の幼いころには、仕掛け花火が全盛でした。川のように流れる花火を見に板井原川に行きました。今では消防法などの規制があり、あまり近くでは見ることができないようです。


それでも、根雨の祭りは、近隣では一番早く花火が見られることもあり多くの人でにぎわいます。また、若い娘は浴衣を着て遊びに出るのを楽しみにしています。


そんな、ふる里の小さな祭りを大事にしてゆかないといけないなって毎年思います。



私は町内を踊って練り歩きます。久しぶりに見る知り合いの顔も多く、なんか嬉しくなってしまいました。


踊りが終わって商工会の青年部連中がやっている屋台を冷やかし、生ビールを飲みながらふらりふらりと河原に向かいました。


そして打ち上げられる花火をゆらりゆらりと眺めていると、私の隣で花火を見上げている家内も嬉しそうでした。



幸せな、そして大事な1日でありました。


カテゴリ:

連日のようにお伝えしておりますが、今年のたたら顕彰会の主要な事業の一つに、高殿模型修復事業があります。


大正期に活躍した安来の青戸鉄太郎氏が制作した、都合山高殿模型。昭和15年に和鋼記念館で一般公開されています。さらにその時には俵国一博士が監修していますので、おそらくこの高殿模型もご本人が出来栄えを確認されたものと思われます。


こんな大事な模型ですが、寄る年波には逆らえず、かなりくたびれております。


これを何とかきれいに復元しようと私たちは一生懸命取り組んでいます。


ものがあまりに大きいために移動させるのも大変でした。


そしてやっと、修復作業のできる今の工場に落ち着いたのです。


このたび、遅ればせながら、作業所に看板を挙げることができました!



(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-


先輩が、看板を作ろう!と提案してくれ、、実際のものも作ってくれました。


本日めでたく看板を設置することができ、かなりかっこよかったです。


これって永久保存版にしたいと思ってます(うちの玄関にかけてたりして)


今の作業工程は、部品の選別、大屋根のクリーニングがやっと終わったところです。


これから内部の清掃。炉やふいごの修復。人形の修復。内装工事とかかってゆきます。


相当長い時間の作業となりますが、私たちの手で修復しながら、この模型に対する思い入れを醸造してゆこうと思います。


なお、完成展示は新年になろうかと思いますが、今の修復作業を一般公開しています。


毎週日曜のPM1~4時。


観覧になりたい方、奇特にも修復作業を手伝ってやろうと思われる方はおいでくださいませ。


カテゴリ:

先日の鳥取県退職校長会での講演のあと、千草鋼の本を頂きました。


これを読むと、千種町周辺でのたたら製鉄のことがとてもよく研究されまとめられていてよくわかります。


その起源は相当古く、日本での製鉄が始まったころかな?とも思えます。


この時代のことはよくわかっていないだけに、とても参考になりました。


また伯耆のたたらの起源についてもほとんどわかっていないので、今後このような研究調査の必要があるなって思いました。


私たちは、今まで伯耆の国のたたらの歴史の勉強が精一杯だったのですが、最近になって、島根県、岡山県、広島県、山口県とあちこちから情報が寄せられるようになりました。情報発信が情報収集のための最大の方法だと先輩に教えられた意味がよくわかります。


そしてふと考えたのですが、この中国山地一円でのたたらの歴史を勉強してみたい。そしてそれぞれの地域で努力しておられるたたら顕彰団体の皆様と情報交換し連携してみたい。


思ってしまったのは仕方ないことです。季節君はすぐ実行に移してしまうタイプです。


ということで、鳥取県におはなしして今年の12月9日のフォーラムを、中国山地一円の兵庫県を含む六県の事例発表と情報交換の場にできないかなって相談してみました。


なお、基調講演は東京大学副学長、ユネスコ世界遺産の委員もしておいでの西村先生をと考えています。


さてどうなるでしょうね。少しでも多くの地域のかたに参加していただけるといいのですが。


 


カテゴリ:

7月15日、日曜も午後1時から、根雨臨時楽舎(オシドリ荘前)で高殿模型の修復を行いました。


その模様は一般公開されています。


私が登校した時にはすでにメンバーのほかにお客様が2名おいでになっていました。


ワイワイガヤガヤとにぎやかに修復が始まります。


実は先日の修復作業の時、先輩が名誉の負傷をされました。器材に頭をぶつけてかなり血が流れていたので私なんかは相当心配したのですが、今日は元気に作業をしておられて一安心です。


本格的な修復作業2回目。 今日は屋根のクリーニングです。


この模型を始めて見たときには永年のほこりをかぶっていました。


和鋼記念館を俵国一先生が監修の元、設立されたのが昭和15年。その時の資料にこの模型が映っていますから少なくとも70年はたっていると思います。


おつくりになった青戸鉄太郎氏も大正から昭和に活躍された人形作家さんですので、年代はぴたりと一致します。


その高殿模型の根性の入った汚れを歯ブラシで丁寧に、屋根材1枚1枚を洗ってゆきました。


季節君は無精なので自分の歯でもこんなにきれいには磨きません。



見違えるようにきれいになったと思うのですが、一度乾燥させて出来上がりを確認後、汚れ落ちの悪い部分は洗い直しします。そして薄く保護用の塗料を塗って修復させるつもりです。


内部の修復はまた別の作戦を立てますが、それはそれでとても大変そうでした。


私たちの熱い夏はこれからも続きます。


興味のある方、お手伝いをお願いできる方はぜひおいでください。


そういえば、来週の土曜21日は根雨祭り。すると日曜はみんな祭りの片付けと、行いの悪い人は2日酔い。果たして作業はできるのでしょうかねぇ


 私たちの夏はこれからも迷走しそうな予感  「(´へ`;ウーム


 


このページのトップヘ

見出し画像
×