根雨楽舎の臨時移設計画
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根雨楽舎は、ほんとはね、日野町公舎という建物なんです。
建てられたのは明治元年、建てたのは鉄山師 近藤家の分家さんです。近藤家のお向かいにあって近藤鉄店の営業もしたことから出店近藤と呼ばれるようになったのです。
伯耆国たたら顕彰会が資料館を運営するのにふさわしい場所ということで日野町からお借りして資料の展示をしてまいりました。
2年続けて1000人を越える来館者があり少しずつ増加傾向にあります。
これをご覧になった町長さんが、それではここで思い切って後押しをしてあげましょうと、建物の復元工事を提案されました。
計画も提示され、業者も決まり、いよいよ7月から工事に入ります。
そのため、本日 根雨楽舎の片づけをいたしました。パネルは引っ剥がしてトラックに積み込み、上菅の小学校跡に収納しました。パネルがなくなってみるとずいぶんさみしいですね。
ほんとに古い家だったんだなって改めて感じます。
そんでもって、上菅小学校跡にあった高殿模型を根雨に持ち帰りました。
根雨では某工場跡に収納。そしてこれから時間をかけて高殿模型の修復工事に移ります。
経年劣化により土壁は崩れ、度重なる移動によりあちこちが分解しています。
今日は雨だったので少し濡れてしまいました。
これから乾かして、古い図面(俵国一のもの)や各地の資料、写真を基に 復元工事をしますからね。
なお、この復元工事については一般公開を予定しています。
あわせて、一部の展示パネルも用意しましたので、これからしばらくは根雨楽舎の仮公舎として開館します。開館日程はこれから検討してお知らせしますのでしばらくお待ちください。