小説TATARAの映画化のお話し
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日野川への想いを語る会という会があります。
2月23日に江府町で開かれたそうです。
日野川沿いの首長と国土交通省、鳥取県が集まって日野川流域の観光資源の活用を話し合ったと言う記事が新聞に出ていました。
このお話は先日、日野町長さんとお話した折にも面白い話があったよと教えていただきました。
国土交通省からは、「かつて奥日野で盛んであったたたら製鉄が近年関心を集めていることから、小説「TATARA」の映像化を提案」されたのだそうです。
願ってもないお話しです。
興業の形態にもよるのでしょうが、これが実現すれば、場合によっては一気にメジャーになる可能性を秘めています。鳥取県西部のたたらという観光資源を使った地域の活性化に道が付きます。
われわれがその情報発信やたたらガイドなどは継続的にいたしますし、あちこちに埋もれている製鉄遺跡をうまく使えば、作った物ではなく実物の遺跡なのですから迫力があります。何せ、お金をかけて作らなくてもあちこちに埋まってるんですから。
ここは平安時代の古都文次郎が作ったたたら場で阿太上という鉄作りの村がありました。
ここは室町時代の製鉄遺跡でこんなところが特徴です。
ここは小説TATARAの舞台になった鉄山です。
ここは俵国一の調査したところでドイツ学会でも発表されたところ、
ここは高殿模型のモデルになったところ
ここは近藤家の古文書に詳しく書いてあるところ。
ここは安来はがね(日立金属)のもとになったたたら場
など、ガイドできそうなネタのある製鉄遺跡は多いと思います。
まだまだ探せば日野川流域で300以上の遺跡があるはずですから。
これからどんな方法で日野川流域の観光資源を活用するか、アイデアと行動力の求められるところです。
そういえば2013年に米子市でエコツーリズム国際大会が開かれます。たたら遺跡の利活用もエコツーリズムの範疇なんですよね。