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2012年02月

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日野川への想いを語る会という会があります。
2月23日に江府町で開かれたそうです。
日野川沿いの首長と国土交通省、鳥取県が集まって日野川流域の観光資源の活用を話し合ったと言う記事が新聞に出ていました。
このお話は先日、日野町長さんとお話した折にも面白い話があったよと教えていただきました。
国土交通省からは、「かつて奥日野で盛んであったたたら製鉄が近年関心を集めていることから、小説「TATARA」の映像化を提案」されたのだそうです。
願ってもないお話しです。
興業の形態にもよるのでしょうが、これが実現すれば、場合によっては一気にメジャーになる可能性を秘めています。鳥取県西部のたたらという観光資源を使った地域の活性化に道が付きます。
われわれがその情報発信やたたらガイドなどは継続的にいたしますし、あちこちに埋もれている製鉄遺跡をうまく使えば、作った物ではなく実物の遺跡なのですから迫力があります。何せ、お金をかけて作らなくてもあちこちに埋まってるんですから。
ここは平安時代の古都文次郎が作ったたたら場で阿太上という鉄作りの村がありました。
ここは室町時代の製鉄遺跡でこんなところが特徴です。
ここは小説TATARAの舞台になった鉄山です。
ここは俵国一の調査したところでドイツ学会でも発表されたところ、
ここは高殿模型のモデルになったところ
ここは近藤家の古文書に詳しく書いてあるところ。
ここは安来はがね(日立金属)のもとになったたたら場
など、ガイドできそうなネタのある製鉄遺跡は多いと思います。
まだまだ探せば日野川流域で300以上の遺跡があるはずですから。
これからどんな方法で日野川流域の観光資源を活用するか、アイデアと行動力の求められるところです。
そういえば2013年に米子市でエコツーリズム国際大会が開かれます。たたら遺跡の利活用もエコツーリズムの範疇なんですよね。


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午後1時30分からBSSラジオの電話インタビューがあります。生放送なのでやり直しがききません。ちょっとびびりながら電話の前に座ります。1:25分きっちりと電話のベルがなります。こんな大事なときに間違い電話だったら 


どつくど!(;`O´)o


って思いながら電話をとると「BSSラジオです。季節君ですか?」って若い女性の声です。 「はっ、はい!私がただいまご紹介に預かりました季節君、本人でございます」


電話の向こうでは本番中。島根県の石見銀山のウオーキングの紹介です。そういうことですか、島根県の石見銀山と鳥取県のたたらのフォーラムの情報紹介だったのですね。そして、コマーシャルの後、いよいよ私の番です。


アナウンサー「それでは鳥取県で行われます、たたらフォーラムのご紹介です。もしもし、開催はいつですか?」


えっ!えっ!えっ!そっちが知ってんじゃないの?そんなこと聞きますか?と驚きながら、頭の中が真っ白です。


そ、そうだ、パンフレットがあったっけ。『3月4日です』


アナ「どういったことが行われるんですか?」


えっ!そんな、いきなりアバウトに聞きますか?


季節「えー、えーっと鳥取県西部で行われていたたたらについてわかりやすく解説します」 (;^◇^;)ゝ


アナ「講演の内容は?」


こんどは そう攻めますか、、、目を回しながらも、ひととおりの説明をしますが、心臓がバクバクです。さまざまなやり取りをしましたが、実際はほんの5分ほどで終了しました。


電話が切れてしばしの沈黙。左手に持っていたのが受話器だとやっと気づきました。握り締めていた左手が真っ白です。


は~~~~深く息をはいたところで、いつの間にかそばに来ていた妻が「まあ、まあ、かな」と冷たく言い放ちました。


il|li _| ̄|○ il|li


今回のたたらフォーラムは3月4日。13:15から日野町文化ホールで行われます。入場無料、申し込み不要、早い者勝ち、250名定員。駐車場無料ですので皆さんおいでください。


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もうすぐ山陰放送BSSのラジオから生放送のインタビュー電話が掛かってきます。ずいぶん昔、日野川いかだレースというのをやっていたときに、電話インタビューってのを、やったことがありますが生放送というのは何を聞かれるかわからないので緊張します。というわけで、ちょっとだけ緊張しながら時間の合間を縫ってこの記事を書いています。


先日、日野町観光協会から呼び出し状が届きました。果たし状なら大変なことですが、どうしたんでしょ?と読んでみますと、金持神社札所からの寄付を頂けるそうなのです。金持神社というのは、大昔の金持ちさんが金に糸目を付けず絢爛豪華な神社を建てたと言うお話では、なかったですよね。以前もブログに書きましたが、鉄を統治するために平安時代に藤原氏が乗り込んできた。その藤原氏が鉄を持っていると言うので金持党を名乗ったのでしたよね。


そういったとっても由緒の正しい金持神社ですが、そのありがたいネーミングから多くの観光客が訪れます。そしてたくさんのグッズが売れるのですが、その売り上げによる収益金をそっくり日野町に寄付しようと言うお話です。金持神社札所を運営しているのは日野町観光協会で、今年は450万円の寄付。ここ6年の累積では2000万円を超えるそうです。


少しは季節君もこれを見習って観光振興を考えなさいって言われているようでちょっと考えちゃいましたね。ま、お気楽な季節君がいくら考えてもどうなるものではありません。


贈呈式は目録なんてけちなものではありませんでした。流石に金持さんです。現金の札束がお盆に乗って今や遅しと待ち構えているのでした。



取材陣の写真撮影も徹底的です。「お金の見えるようにー」とか「満面の笑みを浮かべてください」とか言う注文が延々と続き、少々笑っている顔が引きつった頃に撮影終了となりました。


その後、町長さんや観光協会役員で情報交換をしました。なんと!今朝の新聞記事にあった小説TATRAを映像化したらどうでしょう?というお話まで飛び出して大変なことになりそうです。


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小さな講演依頼を受けました。


小さい講演といっても大事にしなくてはなりません。こういった活動の積み重ねが後に大きな影響力を持つわけですし、ましてや今日は『のいの会』」という、根雨の名士の集まる会ですので頑張らなくてはなりません。


ねう→new→ドイツ語読みで『ノイ』 といった遊び心で作られた会です。


今日はがんばって講演すればご褒美にご馳走してあげるって約束です。


エンゲル係数が低く、食い物と美しい女性にはにはめっぽう弱い季節君はこの30分のために、それはそれは一生懸命勉強したのでありました。


松本薫さんの講演を抜け出し、あくまでも制限速度でぶっ飛ばし会場の料亭『朝勝館』にすべり込んだのはちょうど6時でした。大急ぎで奥の大広間に駆け込みます。売れっ子?は大変なのです。



この朝勝館朝刈山のたたら場に勤めていた勝太郎さんが創業者です。ですから朝勝というのだそうです。壁には大江健二の色紙が掛かっています。大江健二といえば小説『絶唱』の著者です。



絶唱は出雲の鉄山師絲原家のお話です。山口百江などが主演し何度も映画化された名作です。大江健二は伯耆町の出身ですが、やはり近藤家のたたらを知っていたので小説を書くことができたのでしょう。さっそく大広間に通され、地元の名士の集まる会で、30分ほど鳥取県西部のたたらのお話をさせていただきました。


そしてその後はご褒美の食事会。今後の活動にあちこちの皆さんからご支援の約束を頂くこともできましたし、今日は大活躍だったなと思う季節君でありました。


(*゚ー゚*)ポッ


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皆生松月でフォーラムの打ち合わせを終えた後、とりあえず次の会場へと急ぎます。急ぐとはいっても方向音痴の季節君に任せてはいけません。ということでスタッフの車に乗せていただいて、米子市図書館へと向かいます。ここの駐車場で各方面のスタッフに集まっていただき軽く連絡調整。たたら顕彰会の会報の発行についてとか、今後の運営方針とか、新年度のツアー企画とかについて話し合います。なんせ皆さんそれぞれに忙しくって時間がないのです。


そして米子図書館の大会議室へ。小説TATARAの著者 松本薫さんが講演をされると聞いて急遽、みんなでひやかしに 応援に行こうと集まりました。



しかし、会場にはすでに行列ができていました。流石に米子の松本薫人気はすごいです。会場がいっぱいになって資料配布も間に合いません。150人ほどで満席となり、講演が始まりました。


今日は松本さん、ちょっとキュートな感じです。今回は今迄で聞いた松本薫さんの講演の中で一番楽しく聞かせていただくことができました。流石にお話し上手で人を飽きさせません。


邪魔にならないようにと下を向いて見つからないようにしていたのですが、演壇上の松本さんから『日野郡の当時の人口は3万人くらいかな?季節君、そうでしたよね。』と声をかけられてしまいました。松本さんにはしっかり見つかっていたのね。


時計を見るとあっという間に1時間は過ぎ、午後5時を指しています。あれま、午後6時からは根雨で季節君の講演があります(いや、講演というほどたいしたものではなく、ちょっとたたらのお話をして欲しいと言うご依頼です)お話が終わったのを確かめ、大急ぎで根雨へ戻ります。


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