新聞取材
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たたらのお話ばかりではなく、地震10年のお話も多いのです。
今日は朝日新聞のかたがおいでになりました。
もちろん地震のお話です。
なぜか口の軽い季節君のところにお話がきます。ああ、、口が軽いから来るのか(笑)
鳥取県西部地震で特徴的だったのが、住宅再建のための支援を行政が行ったということです。これは画期的であった半面、個人の財産である住宅の再建に行政が支援を行った効果がどうかということです。このために日野町は財政難となっています。
モンダイなのは、中山間地で人口の流出に歯止めをかけるために住宅再建を支援した、その効果があったかどうかです。
何のたくわえもなく突然家を失った人は途方に暮れたでしょう。住むところをなくした人はまちがいなく親戚をたよって、子どもを頼って出て行かれただろうと思います。阪神淡路震災のときはそういう人が多かったそうです。今になって住民票に残っている100歳を超えるお年寄りの所在がわからなくなっている原因のひとつに、地震後の移動を把握できていないことがあるとか。少なくとも日野町では住処を追われての移動はなかったと思います。
また、自宅再建の支援を頂いても限度額があり、それだけで家が修復できるものではありません。自宅再建のためにはさらに数百万円の自己負担が必要です。そのための支出をするときに住民はこの地で生きることの覚悟を決めたのです。当事はその覚悟を決める呼び水になったのは間違いなく支援制度でした。
地震後も残念ながら人口減少は続いています。それは自然減だと見るのが大方の見方です。地震の影響がなかったとしても人口減少は起こっていたでしょう。ということで、私は個人的に日野町の住宅再建支援制度は効果があったと支持します。
がらにもなく、ちょっとお話が重くなっちゃったですね。
こういう難しいお話は専門家の方にお任せして、今後の日野町をどうするかというお話が私には大事なのでした。ですから朝日新聞のお話を聞いてくださった方にも、これからの日野をにぎやかにするために、たたら顕彰会を作りました。楽舎においでください。もれなく30分のオモシロ解説付きです。ついでにTATARAという本もできましたからよろしくお願いしますと宣伝しておきました。一生懸命アピールしたつもりです。
西部地震よりたたらの楽校を取材してくれないかな。。。そのほうがずっと面白いんだけれどな!と思う季節君でした。