小説TATARAの世界
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我が家のご先祖様の供養に舟場にある菩提寺に行きました。
そして、ご住職や当家親族の古老たちにお話を伺いました。
やはり小説にあるように舟場にはかなり大きなたたら場があり、実際にそこで暮らしていた人たちの鉄山墓もありました。旧道の大きな堰堤の上の山際、平らな場所がたたら場だったそうです。
またお寺のすぐそばを流れる小川からもカナクソ(たたら製鉄のときに出る不純物)が出るそうですので、そこにもたたら場があったようです。
ここは、舟場出身のご老人からも昔にたたらの遺構らしきものをみたことがあるとお手紙を頂いたことがありますので、時代によってたたら場はあちこちにあったようです。
当家は昔は舟場の庄屋をさせていただいていて、今の屋号の「元庄屋」というのもそこから来ているそうです。たたら場との出入りもあったようだと聞きました。そして明治の中ごろに『おりん』という女性がいたそうです。当家のお墓参りをしてみるとやはりありました。小説TATARAの主人公『おりんさん』と同じ時期、同じ名前です。
小説はあくまで小説。偶然の一致なんですけれど、ご先祖様が応援していてくれてるようで、よりいっそう小説TATARAが身近なものに感じられてしまいました。